コンピュータの進化に物理的な限界は・・・・・。

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今月のブログは、最近読んだ技術書籍をモチーフにコンピュータの進化の歴史が今日に至る、ソフトウェア業界の成長

と、最近のトレンドであるAIに象徴される無限の可能性と限界をテーマに書くこととする。現在のコンピュータの性能

を飛躍的に高めた、大きな理論である「ムーアの法則」=インテルの創業者の1人であるゴードン・ムーアが1965

年に自の論文で示した「半導体の集積率は18ヶ月で2倍となる」という考え方です。つまり集積率が上がるという

ことは、性能が上がると同義で半導体の性能=CPUが18ヶ月後には、同じ面積で2倍となることです。例えば1秒間

に100個の処理能力であったCPUが、18ケ月後に同じ面積で200個の出来る事は、性能が倍に向上するとともに

半導体のコストを半分に引き下げることとなるわけです。

ここで1994年から2000年までのノートブック型PC世界売上NO1を連続して獲得した東芝のダイナブックの前身

であり、世界初のラップトップ型PCの最上位機種であるT3100SX(国内ではJ3100)のハードディスクは1986年
 
時点で40MBであった。ちなみに2017年高性能ノートPCランキングの1位である Dell XPS15 9560 18Q11の
 
メモリは16GBである。さらに第9位のASUS(エイスース)G701VIKのCore i7-7820HKに至っては32GBメモリを
 
搭載している。(解説)1B=半数英数文字の1データが「1バイト」X1024倍が1KB X 1024倍が1MB
 
X 1024倍が1GB x 1024倍が1TB(1テラバイト=約1兆バイト以上)
 
1986年から今日に至る半導体の微細化技術が、安価でハイスペック化されたコンピュータを作り出し、この根底
 
にある半導体性能の原則を作り出せたのが「ムーアの法則」なのです。それと同時並行にコンピュータの能力を最大限
  
活かすソフトウェア技術が発展、現在に至るわけであります。しかしこの微細化技術にも物理的な限界があり、ほぼ
 
今後10年以内には、技術的臨界点に達するともいわれております。「ムーアの法則」に基づく半導体進化の原則が
 
崩れる事は、コンピュータの進化にも大きな影響を与え、現在技術に於いては限界(進化がとまる)が生ずると考えれ
 
れるのです。
 
これに代わる次世代コンピュータ=量子コンピュータが理論的に存在するが、今日のPCと同等の汎用化技術水準に
 
到達させるには、今後、数10年かかるともいわれている。
  
ちなみに今後の見通しとして、半導体の微細化は3nm(ナノメートル)の実現に向かっている。3nmをmm単位
 
に換算すると実に 0.000003mmである。
  
ハードウェアの進化が、とまった場合に何が起きるか想像するに、ソフトウェアを進化させ補完する必要が生ずる。
   
よって、今後とも我々が社会の多様なニーズに対し貢献すべき課題は充分に存在し、我々の対応能力をさらに進化さ
 
せなければならない。
  
今月はここまで。
 

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