ICT基盤の肝であるネットワーク技術の進化と、応用サービスの普及

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現在のネットワーク技術者の仕事を大別すると、概ね次の3つとなるでしょう。

(ネットワークの設計)

詳細設計の工程ではセキュリティや各種OSおよびサーバーに関する幅広い知識が求められ、顧客ニーズを聞き出し、

設計に反映するだけではなく、より顧客にメリットを与える提案能力や、プロジェクト推進能力が求められます。

(ネットワークの構築)

構築担当技術者は、設計書に基づき回線の設置を行いますが、障害の回避や無駄なコストが発生しない仕組みつくり

を常に意識する必要があるため、新たな製品技術や機器の設置に対する知見が必要です。

(ネットワークの監視および運用)

ネットワークシステムが構築されると、構築後の維持管理業務を行うことになります。構築されたネットワークに

障害が起こらない限り、ネットワーク利用者のトラブル対応を兼務するすることが多い仕事でもあります。

ただし障害が発生すれば、ネットワーク全体を視野に入れて対応する知識を求められるため、決して難易度の低い

仕事ではありません。

ネットワーク技術者全般に言える事ですが、ネットワーク技術者は顧客や利用者、あるいは他のインフラ担当者と

接触の多い仕事です。各カテゴリーに於ける接触対象者の違いはありますが、技術とコミニケーション能力を必要

とされる職種です。

ここまでが、ネットワーク技術者の現状ですが、これよりは、今後起きるであろうIoT、ビックデータ解析技術、

AI(人工知能)技術の進展により、新たに多数のイノベーションが立ち上がろうとしており、これらのすべてが

ネットワーク技術者にとって、あらたなビジネスチャンスを生み出す源泉となるはずです。

ひとつの例としてスマートコミニティを実現するためのICT技術について、日本IBMは次のようなレポートを出し

ています。

スマートコミニティとは、IT技術を活用して医療・エネルギーとユーティリティー・交通・行政サービス・公共

安全・教育・通信などをICTのサポートのもとで、一体運用できる地域やコミニティを作り出すことが目的です。

スマートコミニティを実現する上で、重要かつ不可欠な基盤を作り出す必要があります。

それは、コミニティを構成する、様々な機器を相互に接続し、大量なデータを管理する「スマートコミニティ

情報統合基盤」と呼ばれるネットワーク接続技術であり、MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)と

呼ばれる通信接続技術で、TCP/IPネットワークで利用できる通信プロトコルのひとつで、メッセージを大量に

送受信する用途に向いた軽量なプロトコルであり、多数のセンサーや遠隔監視あるいはM2Mネットワーク

(マシーン toマシーン)や IoT分野での普及が見込まれている通信技術です。

現在は大企業が隠匿性の高い通信手段として、インターネットとは完全に切り離した、ローカル エリア ネット

ワーク、インターネットに代表されるグローバル エリア ネットワーク、狭い範囲をカバーするためのWi-Fiなど

が、それぞれにすみ分けされ、独立性を維持しながら存在していますが、近未来においてはネットワークが統合

的に自動接続される時代がやってきます。ここで重要なことは、これら技術基盤が新たなイノベーションを立ち

起こすとともに、より専門的なネットワーク技術者のニーズが、将来にわたり高まると考えるからです。

これからのネットワーク技術者に求められるキーワードは、+セキュリティに対する技術知見が必須でしょう。

今月のブログは、これにて終了します。